感情はあなたにサインを出して色々なことを伝えています
何か悩み事がある時だけでなく、内側がモヤモヤした感覚を感じるときがあります。
私たちが感じる感覚は、自分で認識出来る前に何らかの反応が身体の中で起こっています。
私たちの感覚器官(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)から刺激があるとその信号が脳に伝達され、内分泌腺よりホルモンが出され、体が反応して、私たちが認識できる感情や感覚になります。
また、それに加えて第六感と言われているものもあります。
これは、一般的に多くの人には目に見えないもので、個人によっても感じ方も状況によっても違う感覚がありますが、第六感は、松果体と言われる脳の器官と関わりがあると言われてもいます。この松果体は、光を感知する器官として睡眠に関係するホルモンの分泌も司ります。
このように、私たちの身体は、様々な外界からの刺激によって様々な反応を起こすのですが、私たちがその反応を感覚として知覚したときは、すでにその刺激は過去のものとなっています。
ですが、この反応は、あなたが外界の刺激をどのように感じたのかということを認識できる機会でもあります。
なんだかモヤモヤした感じがしたり、何となく落ち込んだような沈んだ気持ちになったりするとき、それは、あなたに『何かが違いますよ』と教えてくれているサインでもあります。
モヤモヤする感じがする時は、『本来のあなたと何かズレが生じていますよ』というサインの可能性が高いです。
ザワザワする感じの時は、昔から「虫の知らせ」とか、「胸騒ぎ」などと言われるような、何か危機回避のためや誰かの危険を教えている時もあります。
そして、何となく落ち込みや沈んだような気持ちになる時、あなたの内側にある“みたくなくて押込めている何か”や、“無かったことにしたい何か”や“見る必要のない何か”にあなたの内側で触れた可能性があります。
思考や感情には、それぞれ個人的に癖があります。
素直であれば分かりやすいのですが、複雑にしてしまうパターンや、偏ってしまう見方のパターンなどがあればそれにも影響を受けてしまいます。
過去にも同じような状態になったことがあるのならば、そのパターンを自分で見つけることもしやすい可能性があります。
“見なくて良いもの”を見て沈んだ気持ちになって、いつも少しのきっかけで自然と回復しているのならば、『いつものパターンね』と、ありのままを受け入れることで、気持の切り替えはしやすくなります。
そうではないとき、あなたが感じたものは、あなたが何かに気づくきっかけとなる鍵になっていることが多いものです。
“見たくなくて押込めている何か”“無かったことにしたい、見ないようにしてきた何か”をありのまま受け入れて観たとき、そこに大きな可能性が隠れていることに氣がつくことでしょう。
心軽やかに過ごすことは大切ですから、出来るだけ早く気持ちを切り替えたくて気分転換したくなることもあるでしょうが、このような場合は、気分転換しても何の解決にもならず、しかも結局はまたいつか向き合うことになる可能性があります。
ですから、しっかりと向き合ってから、その感情は手放していきましょう。
いつもありがとうございます。