体調や精神状態を整える一番簡単な方法 ~2~
こんにちは。 いつもご拝読頂きありがとうございます。
前回に引き続き、今回は実践編ということで声を使ってどのように自分の状態を整えるか書いてみたいと思います。
ただし、明らかな身体の異常を感じたり病気の場合は、速やかに病院に行きましょう!
ここに記載するのは、日常で自分の状態をベストな状態に調整するためのもので、病気を治すためのものとして記載はしていません。
発声とスポーツとの関係は、新潟のリハビリテーション大学医学部などを始め多くの大学で研究がなされていて、発声することで余計な力が抜けることや、タイミングが合わせやすくなることなどもあり、良い結果が報告されていました。
また、特に日本語の母音には倍音と言われる共振性の高い倍音が多く含まれて、発音した時に、規則的な倍音になり、より身体に共振しやすい音となります。
「ア」の音の高低差をつけて発音すると、高い音の「ア」は頭などの上方に響き、だんだんと音を低くすると次第に、喉の当たりから胸、お腹の辺りへと響く箇所が移動するのを感じることが出来ると思いますが、これは、身体に共振共鳴しているからです。
モーツァルトの曲も、身体に親和性があり、脳の活性化にも有用と言われているのも、この倍音によるものです。
音の周波数の研究も進んでいて、心身を整えるのに有用性が高いと言われている周波数は、256Hz、384Hz、528Hzの3つの周波数と言われています。
256Hzは、第1チャクラ(基底チャクラ)を活性化し、生命力や自立心、行動力と関連します。
384Hzは、第5チャクラ(喉のチャクラ)を活性化し、自己表現、説得力などと関連します。
528Hzは、ソルフェジオ周波数と言われる特殊な音階の1つで、愛の周波数とも言われています。傷ついたDNAの修復に有用とも。
慣れるまでは、これらの周波数の音叉があればその音に合わせて発声します。
音叉が無い場合は、動画サイトで検索をしてみてください。沢山音源が投稿されています。その中から心地よいと感じるものの、その音に合わせて母音で発声します。
音叉か動画サイトの音と共鳴して響いてくる感覚を感じてみましょう。
チャクラ瞑想をする場合は、それぞれのチャクラの周波数に合わせて発声することもできます。
新鮮な空気をお腹の深い部分まで落として、ゆっくりと出来るだけ長く発声します。
慣れてきたら、自分の声だけで感覚が掴めるようになります。
ヨーガセラピーでも呼吸と動作を合わせやすくするために、始めのころは「ア・ウ・ン」のどれかの音を発声しながらするのですが、その日の調子によって声の響きが違うこともありますし、調子が出ないときはスタートした時と終了前には響きが変化していることが多いのです。
身体が整ってくると、声の響きが心地よく全体に届きます。
病気の時は、声も弱弱しくなったり、力強さがなくなることをあなたも経験したことがある事でしょうから、違いを体感できるのです。
ア・イ・ウ・エ・オの母音にはそれぞれの波動に力があるようですが、その時のあなたの感覚で、必要と感じる母音を使ってみて、その後の感覚で、どのような力があるのかを感じることが出来るでしょう。
もし、周波数が高音過ぎたり低音過ぎて声が出せない時は、1オクターブ上下させて無理なく出せる領域でも大丈夫とのことです。
また、日常で使う言葉にも波動があるので、普段使っている言葉に意識をむけてみるのもよいですね。
昔の方は、科学的に波動ということを知らなくても、日常で何らかの影響があることを感じていたのですね。
自分の声は、自分にしか出せないものですから、自分の声を使い本来の自分に戻り、能力を開花させるツールとしては最適ですね。
そして、声の響き方を身体で感じることは、意識を内側に向けることの助けになりますので、外側の状況に振り回されがちな方は、試してみるとよいですよ。