弱点こそ「あなたらしさ」になり繋がります

こんにちは。

今回は、人とつい比べてしまい、落ち込んでしまうという過去の自分から抜け出した、ある方のお話しです。

 

人と比べることを適切に行うことが出来れば、それは自分を知る機会になります。

ですが、人と比べて「自分はまだまだだ」とか、「自分はどうしてできないんだろう」などと、自分にダメ出しをして落ち込む方向に行ってしまうことや、そのような見方をしてしまうことも多いものです。

 

人と比べた時に、「じゃあ、自分だったらどの質を使えば、そのようになることができるか」と、自分に置き換えて、次の目標にすることや自分を高めるための起爆剤や原動力の源として使うことが出来ればよいのですが、そうではなく、先ほどのように落ち込んで、自分に自信がなくなったり、自分を責めたこと自体にも落ち込んで、どんどん抜け出せなくなっていったり、「どうせ自分は・・・」などといじけて、そのパターンを繰り返しているならば意識を変える必要があるでしょう。

 

あなたが「自分には、じゃあ何が出来るんだろう?」「私はどうすればいいんだろう?」と思っているのならば、あなたがあなたの資質を知ることや、氣がつくことで、そのパターンから抜け出せ、あなた自身が成長する方向に向かうことが出来ます。

 

ただし、人と比べてその人と同じようになったとして、あなたはあなたらしくいれて、充実感を得られているかは別です。

「誰かと同じように」という設定であれば、あなたの強みというにはまだ弱いかもしれません。

自分の強み、個性、魅力が分からないと感じるあなたは、逆方向のあなたの弱点と感じていることは知っているかもしれません。

あなたが弱点、弱みと思っているものこそ、あなたの強みや魅力、個性となり得る可能性を持っています。

他の誰かと違うということですから、その弱点には、あなたの強みと成り得る鍵を持っているのです。

 

例えば、過去は、人と関わること、コミュニケーションをとるのが苦手と感じている方がいました。もともと自信もなかったので、自分が感じていることや思っていることを話すのも苦手と感じていました。

そして、何よりもその方は、コミュニケーションは、「話しをしなければいけない」と、ずっと思っていました。

でも、日常生活で経験を重ねるうちに、氣がついたことがあります。

「コミュニケーションは話しをしなければならない」という概念を自分が思い込んでいただけで、そうでなくても良いのだということに氣がつきました。

「コミュニケーションは、話しを聴く人も必要で、私は、話しを聴くことが好きで、寄り添うことなら出来る!」ということです。

 

それからは、自分にも生かせる能力や才能があることが分かって、ありのままの私で良いのだということを本当に理解して、内側も穏やかになることで、表情も明るくなり、話しをするのは苦手といいつつも、必要な話しを適度な配分で話しをすることもできるようになっていました。

 

人と話しをすることが好きな人は、人の話しを聴くよりも、ついつい自分の話しをすることに夢中になって、人の話を聞いていないこともありますから、話しを聴くのが好きとおっしゃる方には、人の話しを聴くことが必要な仕事や役目があります。

 

他の誰かになる必要はなくて、あなたが他の誰かと違うところがあなたらしくて、あなたの強みになる鍵を持っています。

「長所」「短所」「強み」「弱み」などの二極性、二極的なものの見方は、あなたの中にある概念も影響しています。

「ただあるがまま」を見て、受け入れることで、あなたが持っている資質や才能が見えるようになります。

あなたの内側にはあなたの才能がまだ氣づかれずに沢山眠っているかもしれませんよ。