過去をふっと思い出すのは大きな変化の前兆
こんにちは。
今年もあと1ヶ月になりましたね。
明日30日は満月で、このあと、明日の満月についてのブログもアップします。
その前に、カレンダーの上での1年の締めくくりの今年の整理をする時期になりましたので、内側の整理についてのお話しです。
先日、秋晴れの爽やかな日に、友人と城山の自然遊歩道を歩きに行ってきました!
実に20数年ぶりに通る道です。
過去に歩いたときの自分の内側の状態の影響なのか、その道に対して、何となく暗いイメージがあったのですが、久しぶりに歩いたその道は、道幅も広く整備され明るく感じました。
自然遊歩道入口までの道のりで、照国神社の脇を流れる湧水の川も、水が澄んで雰囲気も明るくなって、氣持ちよく歩ける道になっていました。
元々そうだったのかもしれないけれど、過去に歩いたときの自分の状態も合わさって、記憶としては、あまり明るい感じではなかったのです。
記憶は、現実ではなく、色々な感覚を寄せ集めて作られた記憶もあります。
脳の作りによって記憶と香りは強い影響を受けることは分かっているのですが、それだけではなく、その時の自分の内側の状態の感覚(感情)とも一緒に記憶されていきます。
子どもの頃の記憶も、実際には違うこともあって、知らない間に他の記憶と合わさっていたりもします。
そんな実際とは違ったりもする記憶ですが、自分が信じ込んでいるならば、その記憶に影響を受け続けることになります。
その経験の記憶が、何か行動する時の基準をつくる要素のひとつとなっていることもあります。
このような記憶ですが、その記憶の影響を受けなくて済むようにする簡単な方法は、実際に経験出来る事であれば、確かめに行くことが一番早くて簡単です。
改めて経験する、実感することで、記憶の修正と上書きができます。
過去の状態から、今のあなたは変化し成長していますから、感じ方も受け取り方も違っていますし、場所のエネルギーも変化していますので、過去と違うことも多いものです。
アロマセラピーでは、日常的に起こる事ですが、過去にあまり好ましいと感じなかった香りも、別の日に香ってみると、好ましい香りに感じることがあります。
これも、私たちのホルモンのバランスやその時の感情の変化など様々な影響を受けていることによる感受性の違いによるものです。このように、私たちの内側も変化し続けていますから、過去の一時の経験で、判断するのは勿体無いこともあります。
また、関わっている人がいる場合、あなただけがそのように何か感じていただけで、
相手は覚えてすらいないこともあるかもしれません。
勘違いや誤解して記憶していることもあります。
このような場合も、実際に会える人であれば、会って話しをすることで確認できたり、記憶の上書きが容易に出来ます。
では、実際に経験したりして確かめることが難しい記憶の場合はどうするか・・・。
過去の記憶に影響を受けている時、私たちは今現在ではなく、過去を生きている状況にいるのです。
忘れたいのに忘れられない記憶があるとき、思い出したくないのなら思い出さなければよいのですが、どうしても思い出してしまう場合、そのとき、あなたはその記憶の出来事に対して意識を向けている、エネルギーを注いでいることに氣がつきましょう。
そして、そのような記憶を思い出している時には、感情も伴っていることが多いのですが、大事なことは、出来事よりもその感情の方(正確にはその感情の背後にあるもの。本質です)で、その感情は私たちに何か大切なことを氣がつくヒントになっています。
氣づきが起こると、その経験自体を思い出しても、感情が激しく動いたり、いつもいつもその記憶と感情に囚われていたりする、というようなことがなくなっていきます。
経験したことは、なかったことにはなりませんが、捉え方を変えることはできますし、「今何ができるか」という意識の向け方をすることで、未来が変化してきます。
過去を思い出し、そこにエネルギーを注いているときには、今と同じ状況が続くことになります。過去を思い続ける自分をあなた自身が創りだしている状態ですね。
過去の記憶が思い出されたとき、あなたの内側で向き合う準備が整ったというサインで、そうすることで、解決と何かギフトがもたらされる可能性がありますよ。
過去の記憶は修正上書きできますが、その際にヒントになっているのは、過去の経験を思い出すことによって感じる感情の本質です。その感情に隠されている本当の思い。それは、氣づきにつながり、あなたに大きなギフトをもたらすことになるでしょう。
過去を思い出したとき、それはあなたに向き合う準備ができた時です。
見なくていいものは見ずに、向き合う必要がある時は準備ができた時に向き合うことで手放され、今できることを取り組むことで、未来は違ったものになっていきますよ。