善し悪しの判断を超えた先にあるもの
こんにちは。
あなたの才能や能力を最大限に生かして、自分らしく人生を生きるサポーターのテルミです。
先日、水彩画教室の発表展示会を見てきました。
絵も描く人の個性によって本当に様々で、性質が良く現れていますね。
絵を見ながら感じたのが、光と影の使い方。
光と影を加えると立体感がでて、実際にそこに在るように見えてきます。
私たちは、光と影、陰と陽、ポジティブとネガティブなど対になるものに対して、無意識のうちにどちらかが良くてどちらかが悪いようなイメージを持っていませんか?
でも、現実にはどちらかだけという事は無くて、必ず対になっていて、どちらも必要なのですよね。
絵も光だけで影がないと平面的なものになります。
意図して平面的に描くこともありますが、リアリティを出したいのなら光と影は必要な要素になります。
陰と陽は二つで1つ、そして陰の中に陽、陽の中に陰もありどちらかだけではバランスが崩れてしまいます。
ポジティブな思考だけだと、楽天的になり過ぎて危機管理できずにネガティブと言われている人よりも短命になるという研究結果もあるくらいで、命を守るためにはネガティブな思考も必要。
という訳で、どちらも必要で、そのバランスが大事だという事ですよね。
夏の燦々と降り注ぐ太陽の光のもとでは木陰が恋しくなります。
真冬の冷たい曇り空では、太陽の光は、暖かさを与え私たちの気持を緩ませてくれます。
善し悪しの判断も、思い込みで間違った判断をしてしまう事もあります。
『ある日、向こう側から白い杖をついて点字ブロックの上を歩いてきた女性がいて、こちらから年配の男性が歩いていく際にその女性に向かって大声で「真ん中を歩いて邪魔だ!」と怒鳴り、白い杖をついていた女性は驚いて止まってしまいました。
周りの人が、その男性に声をかけようとしたとき、別の女性がすごいスピードで後ろから走ってきて「済みません、目を離した間に1人で歩いてしまって・・・。アルツハイマーなんです。」と言って、その男性に追いつき、点字ブロックの上を歩いていた女性に「ごめんなさい」と謝っていました。白い杖を持った女性は「お互い様ですから」と返して、お互いに歩き出していきました。』
という話しが目に留まりました。
年配の男性が大声で怒鳴ったとき、誰もが、一瞬でもその男性が悪いと思いましたよね。
でも、その男性にも事情があることが分かると、どちらかが悪いという事でもなくて、
ただ起こっただけなのですよね。
ですが、その状態をみた各個人がこれまでの経験の思い込を基に判断をしていました。
私たちは思い込で物事を判断していることが多いものです。
今、あなたの目に移っているものから、あなたは何を感じますか?
勿論、基本的に人としてしてはいけないものというものも有りますが、それ以外で、もしあなたが、何か2つの対になるものの見方でジャッジしていることがあれば、あなたの思い込みに気が付くチャンスかもしれません。
先入観やこれまでの経験に基づく思い込みを脇において、物事をただありのままに観た時、
気付かなかった何かに気が付くこともあることでしょう。
先入観や思い込みを外した分、あなたの可能性は広がっていますよ!
いつもお読みくださりありがとうございます。