思考の80%はネガティブなこと!
こんにちは。
深層心理コンサルタントのテルミです。
6月も早くも中旬に入りますが、
6月1日は、初めてタイミングがあったので、
お一日参り(朔日祭)に参列しました。
いつもは、月末近くのお礼参りだけだったので、
習慣を変えようとお出かけしてみました。
朔日祭は、雅楽の演奏と巫女舞もあり、神聖であり優雅な時間です。
今月の健康と安全の祈願とお祓いをしていただきました。
いつもとは違う月始めになりました。
神社の太鼓は神と意思を伝達する手段として使用されていますが、
直ぐ近くで聴く太鼓の音は、波動がお腹にまで響き
内側のエネルギーが動くのを感じられます。
6月の特別御朱印には「思無邪」と書かれていました。
「おもいよこしまなし」と読みます。
禅や論語、儒教などで度々用いられる言葉です。
意味は、儒教では、「考えることにおかしいところがない」という意味です。
禅では、ヨーガでいうところの三昧(ざんまい)の状態のこと。
無心で何かに取り組んでいる状態のことです。
今やっていないことは、全て邪(よこしま)と考えます。
オーラソーマシステムでは、「今ここに意識を向ける」「思考で邪魔をしない」と
表現されたりもしています。
過去に捉われていない、未来を不安に思ったり期待したりしない状態、
今に集中している状態。
していることに意識を向けて心を込めている状態。
歩いているときであれば、足の裏の感覚を感じながら歩いていることに集中したり、
何かを食べる時には、その食べる行為に集中して、どのような口触りか、どのような香りか、どのような味なのか、などを観察しながら、その食べ物が育った環境、その環境を創っている要素(太陽・土・水)などにまで意識を広げて、心で感じます。
この行為は、例えば動画やスマホを見ながら食事をするのとは著しい違いを感じることでしょう。
行為自体の質が変化することになります。
こんなデータがあります。
私たちは、1日に4.5万回もネガティブなことを考えているそうです。
2005年アメリカ国立科学財団の発表によると、人の脳は1日に1.2万~6万回の思考を
おこなっているそうです。
そのうちの80%はネガティブなもので、多いときには約4.5万回もネガティブなことを考えていることになると伝えています。
しかも、1日の思考のうち、95%は前日と同じ内容の繰り返しであるとのこと。
4万回以上ものネガティブな思考が毎日繰り返されていることになります。
数字にしてみると、時間がもったいない使われ方をしていると実感できますね。
そして、ネガティブな思考は、脳の老化が早まるとも医学博士の米山公啓氏は指摘しています。脳にストレスが加わることで、海馬の神経細胞が破壊されるからだと。
海馬は、記憶を司っているので、記憶力の低下への影響も考えられます。
(参考 https://studyhacker.net/hitei-koutei )
なので、「思無邪(おもいよこしまなし)」、今ここに集中することを意識的に
行うことも必要ですね。
ですが、何も考えなくてよいといっているのではなく、
情報を収集して現状把握するときなどは思考は必要ですから、
思考の適切な使い方が大切になるという事です。
「今に意識を向けて、今だけ良ければよい」という事ではありませんよ。
過去を悔んだり、未来を不安に思ったりして時間を使うよりも、
より建設的に時間を使いたいものですね。
いつもお読み頂きありがとうございます。