人生の大きな3つの転換期
こんにちは。
深層心理カウンセラーのテルミです。
星の話しが続いたので、あと1つ。
「サターンリターン」という言葉、占星術で使われる言葉。
サターン=土星、 リターン=回帰
(サターンは悪魔のことではなく、ギリシャ神話の農耕の神で時間を司るクロノスの英語名です。)
土星が、あなたの誕生時の位置に約29年をかけて戻ってきたという事です。
サターンリターンは、約29年周期で、私たちが生きている間に繰り返し起こります。
1回目は、約29歳前後、2回目は約58歳前後で、個人差がありますし、きっちり29歳、58歳ということでもなく、前後2.3年かけてじんわりその期間に入るという感じです。
他の惑星もリターンはありますが、土星は、私たちの人生の基盤との関わりが強く、時間をかけて成長していくような試練とも関係していますので、人生の大きな節目となりやすいのでしょうね。
以前、占星術家の鏡リュウジさんは、「女性の厄年と占星術は関係ありますか?」との質問の回答に、「土星周期による、サターンリターンというものがありますが、女性の厄年の年齢と近く、その年齢の女性は、結婚や離婚、転職などを考えるタイミングになりやすいので、何らかの関係があるのかもしれませんね。」と話されていました。
私も、30歳ころから「このままでよいの?」と、自然と自分と向き合い始めてセラピストになるための勉強初めて離婚に至ったので軌道修正が入った感じです。
(軌道修正で必ずしも離婚に至るという事ではないのでご安心を)
サターンリターンでは、過去を振り返る時間となり、30歳頃までに何等かの違和感があったことなど見ないふりをしたり、避けてきたりしたのであれば、しっかりと向き合うことを迫られます。
物事が今までのように進まなくなって、必然的に自分と向き合ったり、過去を振り返ったりすることになり、軌道修正をおこなったり、方向転換をすることになるようです。
現状を受入れて、課題に取り組んでいくことで、過去への揺り戻しを経験しながらも前進して行くに従い、本来進むべき方向に導かれていくことになるのでしょう。
ちなみに、キロン(カイロン)リターンもあります。
キロン(カイロン)の公転周期は約49年なので、49~50歳前後になります。
影響は、個人差があり、キロンがあるハウスやその星座、惑星などの配置をホロスコープで確認しながら見ていくことになりますが、一般的には、50歳前後で今までの生き方を改めたり、自分ではどうにもならないことが起こったりしやすくなります。
「キロン」(カイロン)は、心の傷、傷ついたヒーラーという解釈で知られています。
キロンが示す事柄で自分が傷つき、その傷を自覚することで人を癒す立場になります。
分かりやすくいうと、自分の経験を活かして同じような経験をした人や痛みをもつ人の理解者になる・ケアをする人になるというような感じです。
どの分野でとか、どのような経験なのかは、個人のホロスコープでの星の配置によります。
キロンに他の惑星や基本軸と特定の角度にある配置の場合、その傷をより強く意識して人生に深く関わっていることもありあります。
人生に一度、キロンリターンのタイミングで自分の心の傷を強く自覚することになり、同じような経験をした方をケアする機会があるかもしれません。
関わる他の惑星によっては、キロンリターンの時期の前、若いころから自覚して仕事として関わっていることもあります。
私の場合は、キロンと月の影響が強く、自然と今のセラピスト・カウンセラー・コンサルタントという仕事に繋がりました。
そして、ヘリオセントリックのホロスコープでは、そもそも冥王星の影響も強いため、3年ほど前に方向性で迷った時期に、歩道橋の階段から落ちるという怪我をしました。
幸い、怪我は回復まで1週間ほどの脚の打撲だけで済んだのですが、「そっちじゃない!」「足元を固めなさい」というメッセージなのでしょうね。(ちなみに頭は病院で検査しましたが異常ありませんでした。)
また、親の体調不良などありましたが、ブレずに進めってことが確認できました。
このように、人生に3度大きな振り返りの時期がやってきます。
性別問わず30歳頃と50歳頃の方のご相談で多いのが転職や夫婦関係について。
熟年離婚や卒婚なども話題になった時代がありますが、年齢的に60歳頃になるので、2回目のサターンリターンのタイミングですね。
また、早期リタイヤして、自分の好きなこと、昔からやってみたかったことにチャレンジするなど方向性の転換期などもあります。
サターンリターンと、キロンリターンで、人生の振り返りと軌道修正というふうに影響しているのが伺えますね。
例えば、俳優さんなどで有名になってからボランティア活動を始める方などは、有名になることで活動資金の調達がしやすくなったり、活動を多くの人に知ってもらえるという影響力を手に入れることが出来ます。
このように、軌道修正や方向転換は、それまで何等かの違和感があった場合の「そっちじゃないよ~」というお知らせだけではなく「次はこっちだよ~」のお知らせを受けて、新しい取り組みに歩みを進める方もいらっしゃいます。
私たちは、自分の意思で選択して生きているようですが、生まれる前に何らかの約束をして、その約束を最終的に果たすように、大まかなあらすじを決めてきて、見えない力に導かれているのだろうと思わずにはいられません。
その約束を果たすための方法や手段、細かなことは自分で決められたとしても、迷ったり遠回りしてみたりしながら最終的にはその約束に向かって進んでいるのでしょう。
そして、遠回りをした感じがしたとしても、その遠回りも設定済みだった可能性も高いのですから、必要のない経験はないということですね。
何らかの違和感は、あなたに「氣がついて」のサイン。
時々は立ち止まって自分の進む方向を確認してみましょう。
あなたが健やかで、幸せで、恐れから自由でありますように。
いつもお読みいただきありがとうございます。