恐れの向こう側にあるもの
こんにちは。こんばんは。
深層心理カウンセラーのテルミです。
お盆を過ぎたころから風が秋の気配を感じられるようになりましたね。
花火大会が終わると、夏も終わり季節の移り変わりの時期だなぁと感じます。
元々、夏の夜空を彩る花火は、鎮魂が目的で始まったものとも言われています。
お盆で地上に降りてきた魂がまた空に昇るタイミングで行われる花火大会が多かったのも頷けますね。
さて、季節の移り変わりは当たり前のように、いつの間にか移行していますが、
人生の切り替えや移り変わりは自然と流れるものばかりではなく、
時には恐れと向き合うことが必要だったりします。
現状が納得いっていなくても、何かバランスが崩れていたとしても、
今まで命に直結するようなことは起こっていないのでとりあえず安全とみなして
潜在意識は、現状に留まろうとします。
ですが、心は「もう違う」という内側の声を発していて、意識は、前に進もうとするとき
葛藤が生じます。
私の場合は、子どもの頃、両親が厳しく「言う事を聞く子が良い子」と刷り込みをして、
学校でも良い子でいなければと思っていました。
「周囲がこう望んでいるであろう」とか、「こうあらねばという」外から集めた情報による完璧(本当は完璧でも何でもないのですが)な自分になろうとしていました。
仕事も、先輩から引き継いだマニュアルがあり、その通りにしていればとりあえず安全と言われる環境でした。
でも、子どものころから「違うもん!」「そうじゃないもん!」って、親に対して思っていたので、言葉にすると怒られるので言葉にはしていないだけで、「自分」を持っていたんですよね。(今は、両親とも良好な関係性になっています(^^ゞ)
ただ、外側に表現しないでいたので、自分がわからなくなり、ずっと違和感としてありました。
で、セラピストになる勉強を初めていくと、マニュアルがないのですよ!
ガイドラインとなるテキストはありますが、同じ人間はいないのでどのように対応していくかは、相談者さんの話しをしっかり聴いて本質を見出して都度対応することが求められるので、マニュアルなんて作れないのですよね。
そこで、「自由(規律ある自由)にしてよいよ」と言われて、困りました。
これまで自分の内側の声を殺してマニュアルに従って行動してきたので、
「自由にしてよい」と言われると
自信もないし不安で不安でたまらず、コンサルタントとして活動するまで1年ほど足踏みをした時期があります。
その後、自分の内側の声に素直に従って行動するにつれて、本来の自分らしさを取り戻していきましたが、それでも、新しいことを始めるときには少し勇気が必要だったりすることもあります。
そして、しり込みして留まろうとすることも・・・。(~_~;)
ですが、そのときは大概、思考が余計な動きをして、内側の声を聴くこと邪魔したり、流れを邪魔しているだけで、最初に聴こえた心の声や直感が自分らしく進む道を教えていることを実感しています。
動かないと、現状維持ならまだしも変化しないという事は後退していくということなのです。
🔆恐怖の背後にある自由🔆
• ───── ✾ ───── •📹何年も檻の中で一生を過ごし、ついに解放されるコンドルの様子を映したものです。
この雄大な鳥が自分の幸運を信じられないのは明らかですが、その状況が彼を一瞬落ち着かせ、自分自身を疑う様にさせます。 pic.twitter.com/Zm09QrnGUA
— ☪︎ *. satoko369𓂃𓂂𖡼.𖤣𖥧𓈒◌ (@3105_369) August 19, 2023
画像のコンドルは、檻の中の世界しかしらないのに、本能で自分が飛べることや、
本来の生きる場所を知っているのです。
ですが、これまでの環境と大きく変化することから立ち止まり自分と向き合っているように見えますね。
新しい世界に羽ばたくときには、経験したことのない世界であれば恐れがあるのは機能的には自然なこと。
でも、その機会が訪れているのならば、恐れではなく、悦びや愛がある方を選択することが自分を成長させていくのですよね。
そして、思考まで檻に入れてしまわないこと。
「~ねばならない」「~あるべき」という思考は、檻に入れられている状態です。
思考も本来は自由なのです。
また、思考やエゴでコントロールしようとするのも、流れが自然に流れなくなります。
思考は、直感で受け取ったものを現実化するときにどのようにすればよいか思考を使うことがありますが、それでも、捉われると大切なものが見えなくなります。
思考も檻に入れずに自由でいましょうね。
あなたが、健やかで幸せで、恐れから自由でありますように。
いつもお読み頂きありがとうございます。