「粘り強さ」と「執着」の境界線
(2024.06.28 追加更新)
こんにちは。こんばんは。
深層心理コンサルタント・カウンセラーのテルミです。
以前、カミキリムシのメッセージで「執着を手放す」ことについて触れましたが、粘り強さと執着はどこで見極めればよいのでしょうか。
コンフォートゾーンを抜けて新しい領域に踏み出す際や、新しいステージに移行する際に、いきなりその領域に達するというよりも、少しずつ移行していくことが殆どです。
そのときに、粘り強く取り組むことが必要になります。
「粘り強さ」とは、「一度やると決めたら最後までやり遂げる性質」や「困難があっても諦めずに努力する行動」などの意味があります。
「根性がある」とか「頑張り屋」などとも表現されます。
「粘り強さ」は成功への道においてとても重要な要素です。
一方「執着」とは、「ある1つの事に強いこだわりをもったり、気持が捉われすぎてしまって生活や考え方に良くない影響を及ぼしてしまっている心理状態」とあります。
そして、自分本位な気持ちを意味していて、ネガティブな意味で使用されます。
「粘り強さ」は、「成功」や「達成」などの目標へ向かって進んでいます。
「執着」は、捉われている状態なので、「過去」に視点が向いているということです。
過去に手に入らなかった物や別れた人が諦めきれない状態です。
もしくは、過去に手に入れた物や別れた人に対して気持がとらわれている状態です。
「執着を手放す」ことが必要なのは、困難・苦しみの原因になるからでしたが、それは、執着があると判断基準がおかしくなってしまうからです。
捉われている状態ですから、客観視することが難しく、適切なものの見方も難しくなり、その結果、判断を誤ることになるという流れです。
執着を手放すことで、周りが見えなくなっている状態から物事を適切に観ることができるようになり、今、どのように行動することが必要かを判断することができます。
過去からの視点ではなく、今この瞬間の視点を持つことができるようになります。
過去を手放すことで、新しい始まりや、本当に必要なものが入ってくるようになります。
「執着している」ということは、それが手に入らないと思い込んでいるとも言えます。
あなたに本当に必要な物や本当に必要な人ならば、適切なタイミングでご縁が繋がったり再会する流れになります。
これは、自己信頼が鍵になりますね。
自分で選択して自分の人生を歩んでいるのならば、シンクロニシティ(共時性)として起こってきます。
執着を手放す方法には
・しっかりと自分自身と向き合う
・環境を変える(引っ越し・断捨離)
・損得勘定を捨てる
・気持ちを切り替えるスキルを使う(趣味・瞑想・運動など)
・新しいことを初めたり、新しい人間関係、異業種の人と関わって視野を広げる
などの方法があります。
執着を手放していくことで、「今ここ」に意識を向けて地に足をつけて、必要なことを行っていくことができるようになります。
「粘り強さ」と「執着」の境界線は、本来の目的の方向に進んでいたとしても、時間やお金や人などに捉われているときなどは、それらが思い通りにいかなくて、あなたの中で「イライラ」するような感じを感じているでしょ。
そんなときは、気持を緩めて、今に意識を向けてみましょう。
気持を切り替えて、落ち着いてから改めて今できることから動いてきましょう。
焦る必要はありませんよ。
焦りからの行動は不足から生まれているので、心を落ち着けましょう。
必要なタイミングで必要なことが起こるようになっていきますよ。
あなたの大切な時間を使ってお読みくださりありがとうございます。
あなたが健やかに、幸せに天命を果たせますように。